01|TONIGHT'S FOCUS

今夜の要点

結論

アドバンテストが通期の営業利益予想を引き上げ、上限2,800億円の自社株買いを発表しました。日立も利益見通しを上方修正。両社の発表と、計画実現に向けた確認点を整理します。

02|AFTER CLOSE

引け後に出た気になる株

01

アドバンテスト(6857)

発表

2027年3月期の営業利益予想を8,460億円から9,670億円へ引き上げました。あわせて上限2,800億円・1,100万株(自己株式を除く発行済株式の1.5%)の市場買付けを決め、取得期間は10月29日から2027年3月24日です。

なぜ重要か

AI向け高性能半導体の生産拡大と複雑化を背景に、会社はテスタ市場の成長を見込んでいます。業績見通しの改善と株主還元が同時に示されましたが、取得枠の全額がすぐ市場に入るわけではありません。

次に確認すること

下期は営業利益5,102億円を見込むため、生産能力の拡大が計画どおり進むかが焦点です。SoCテスタ(半導体検査装置)は年間生産能力5,000台超を達成済みで、1万台への拡大の前倒しを目指しています。自社株買いは翌29日から取得可能となり、今後の取得実績で執行ペースを確認します。

02

日立製作所(6501)

発表

2027年3月期の親会社株主に帰属する当期利益予想を9,000億円から9,200億円へ上方修正しました。会社独自の収益指標である調整後EBITAの見通しも400億円引き上げ、1兆5,600億円としています。

なぜ重要か

利益見通しの上積みはエナジーやコネクティブインダストリーズが中心です。7~9月の純利益は前年を下回りましたが、前年の空調事業の売却影響が大きく、本業の動きとは分けて読む必要があります。

次に確認すること

エナジーの受注残を売上・利益へ転換できるか、成長投資を続けながら採算を維持できるかを見ます。

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