01|TONIGHT'S FOCUS

今夜の要点

結論

ラサ工業が半導体向け材料の好調を受け、通期の利益予想と配当予想を引き上げました。一方、ヤマトHDは売上予想を引き下げ、コスト削減で利益計画を維持する方針です。

02|AFTER CLOSE

引け後に出た気になる株

01

ラサ工業(4022)

発表

2027年3月期の営業利益予想を62億円から74億円へ19.4%引き上げ、年間配当予想を36円から43円に修正しました。今回の増配は期末分の7円で、中間配当予想は変わりません。

なぜ重要か

会社によると、半導体向け高純度リン酸の需要が想定を超え、台湾で4月に稼働した増強設備も早期に立ち上がりました。需要の強さに供給能力の拡大が重なっており、半導体投資が素材メーカーの利益にどう届くかを見る材料です。

次に確認すること

11月11日予定の中間決算では、化成品事業の利益と増産効果を確認したいところです。上期にはガリウムのスポット販売も寄与しているため、スポット販売の寄与と継続的な需要を分け、原料コスト上昇を吸収できるかを見ます。

02

ヤマトホールディングス(9064)

発表

2027年3月期の営業収益予想を230億円引き下げ、1兆8,950億円に修正しました。営業利益予想420億円は据え置きましたが、上期は収支均衡の計画に対し17億49百万円の営業赤字でした。

なぜ重要か

大口法人を中心に荷物の数量が伸び悩み、コスト削減だけでは上期の減収を補い切れませんでした。会社は下期も数量の弱さが続くと見ており、今回の焦点は売上の回復より、輸送・集配の効率化で利益を確保できるかにあります。

次に確認すること

通期計画から上期実績を差し引くと、下期には約437億円の営業利益が必要です。今後の月次取扱数量と決算で示される輸送・集配費用を見比べ、荷物の減少を効率化で埋められるかを確認します。

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