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BOND年4.75%2026年9月4日時点

ソフトバンクグループ債、
100万円で7年後いくら?

税引後の受取額だけでなく、JCRのAとS&PのBB+の違い、デフォルト時に何が起きるかまで初心者向けに整理します。

2026年9月4日公開約7分
310、ポッケ、AI-Rが年4.75%のソフトバンクグループ社債を解説するイラスト
FIRST ANSWER

先に答え

100万円を満期まで保有した場合、税引後利息は合計約26万4,900円、元本を含む受取総額は約126万4,900円です。通常1回約1万8,900円の利息を半年ごとに受け取り、利払いは合計14回です。

4.75%年間利率・税引前固定金利
100万円最低購入額100万円単位
7年償還までの期間2033年9月16日償還
01|TERMS

第70回無担保普通社債の条件

2026年9月、ソフトバンクグループが個人投資家向けに年4.75%の社債を発行します。

主な発行条件
発行体ソフトバンクグループ株式会社
名称第70回無担保普通社債
愛称福岡ソフトバンクホークスボンド
利率年4.75%(税引前)
期間7年
購入単位100万円
募集期間2026年9月7日~9月16日
発行日2026年9月17日
償還日2033年9月16日
利払い原則として毎年3月17日・9月17日
担保・保証なし
本社債の格付JCR「A」
発行額1兆円

SBI証券では9月7日10時から9月16日14時まで、先着順で販売される予定です。証券会社によって取扱期間などが異なる場合があります。

発行体は携帯電話事業を行うソフトバンク株式会社ではなく、投資持株会社のソフトバンクグループ株式会社です。

02|PAYMENT

100万円を7年間保有すると、税引後いくら?

満期まで保有した場合の税引後利息は約26万4,900円です。ただし、この利息が満期日にまとめて入るわけではありません。

100万円を購入した場合の概算
受け取るもの回数税引後の概算
通常の利息半年ごとに13回1回約1万8,900円
最終利息2033年9月16日に1回約1万8,800円
元本満期日に1回100万円
利息合計全14回約26万4,900円
元本を含む受取総額約126万4,900円

通常回の税引前利息は1回2万3,750円です。税率20.315%で計算すると、税引後は1回約1万8,900円になります。

通常の利息を13回受け取った後、14回目が最終利息です。最終回は計算期間が通常より1日短いため、税引後で約1万8,800円となります。

受け取った利息は自動的には再投資されません。実際の入金額は、各回の端数処理や税務上の取扱いなどで異なる場合があります。

100万円を7年間保有した場合、税引後利息約26万4,900円を全14回に分けて受け取り、満期時に元本100万円が戻る流れ
利息は半年ごと、元本は満期日に受け取ります。約126万4,900円が満期日に一括入金されるわけではありません。
03|ISSUER

なぜ年4.75%という利率なのか

社債の利率には、市場金利だけでなく発行体の信用力や償還までの期間が反映されます。

この社債は国債や銀行預金より高い利率が設定されています。その代わり、ソフトバンクグループが利息や元本を支払えなくなる信用リスクを投資家が負います。

ソフトバンクグループは投資持株会社です。返済能力を見るには、通信事業だけでなく、保有株式やAI関連投資の価値、借入金の状況を確認する必要があります。

同社が公表する2026年6月末時点の数値では、保有株式価値は83.11兆円、純有利子負債は10.81兆円、LTVは13.0%です。ただし、これらは同社による算定値であり、株価や為替、市場環境によって変動します。

04|RATING

JCR「A」とS&P「BB+」は何が違う?

今回の社債が取得した発行格付はJCRのAです。一方、S&PのBB+はソフトバンクグループという発行体の長期格付です。

本社債・JCR「A」

JCRでは「債務履行の確実性は高い」と定義されています。ただし、元本保証を意味しません。

発行体・S&P「BB+」

S&Pの投資適格となるBBB-より1段階下です。今回の社債がS&Pの発行格付を取得したという意味ではありません。

見通し「ネガティブ」

現在の格付を直ちに引き下げたのではなく、今後は格下げ方向となる可能性があるという見通しです。

単純比較はできない

格付会社ごとに評価方法と記号の基準が異なります。JCRのAとS&PのBB+を文字だけで比べることはできません。格付は信用力への意見であり、将来のデフォルト確率や損失額を保証するものでもありません。

JCRは、ソフトバンクグループによるAI分野への大規模投資や、未上場資産の割合が高まることで保有資産価値が変動しやすくなる点などを注視しています。

05|RISK

購入前に確認したい4つのリスク

デフォルト、満期前の売却、無担保・無保証、固定金利のリスクと、JCRのA、S&PのBB+、ネガティブの意味を説明する図
利率だけでなく、損失につながる条件と格付の意味を確認しておきます。

デフォルト

ソフトバンクグループが支払不能になった場合、利息や元本の全部または一部を受け取れない可能性があります。満期保有でも元本が必ず戻る商品ではありません。

満期前の売却

市場金利の上昇や格下げなどで社債価格が下がると、購入価格より安い価格での売却になる可能性があります。希望する価格で売れない場合もあります。

無担保・無保証

返済のために専用設定された担保や第三者保証はありません。財務上の制限条項はありますが、元本返済を保証するものではありません。

固定金利

将来、市場金利が5%や6%へ上昇しても、この社債の利率は年4.75%のままです。インフレで利息の実質的な価値が下がる可能性もあります。

BEFORE BUYING

購入前のチェック

利率だけではなく、資金の使い道と資産全体の偏りも確認します。

  1. 01
    7年間使わない資金か

    途中売却では元本割れする可能性があります。

  2. 02
    発行体を理解しているか

    通信会社ではなく、投資持株会社のソフトバンクグループです。

  3. 03
    損失の可能性を受け入れられるか

    デフォルト時は利息・元本の全部または一部を失う可能性があります。

  4. 04
    一社へ偏りすぎないか

    最低購入額は100万円です。資産全体に占める割合を確認します。

  5. 05
    目論見書を確認したか

    リスク、税金、売却条件を購入前に確認します。

SUMMARY

最後にまとめると

年4.75%、期間7年、最低購入額100万円の社債です。

通常1回約1万8,900円の税引後利息を半年ごとに13回受け取り、最終回は約1万8,800円。利払いは合計14回です。

7年間の税引後利息は約26万4,900円、元本を含む受取総額は約126万4,900円です。ただし元本保証はありません。

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