朝の板と分売結果に関連性はあるのか？

立会外分売（特に朝一の成売）では、流動性が分売結果を大きく左右します。多くの証券会社は当日の８：20頃までが申込時間となっているため、ある程度朝の勢いを確認して参加を決めることが可能です。実際に８：10までの板を確認してから分売に参加することで、よりリスクを軽減できるのか検証していきたいと思います。

検証方法

①朝8：10の板を確認する。

②成買/分売数^※１が、一定の％以上であれば分売に参加する。

③例数が増え次第、この〇〇％が、何％あれば参加するべきか^※2データ収集を行い、都度修正していく。

^{※１
本来であれば分売価格までの買いと売りの注文数を比較することが理想ですが、310のような投資初心者の多くはフル板がみられないスマートフォンから申込をしていると思われます。そこで、まずは確認のしやすい成買/分売数だけで検証していきます。}

現在の参加目安　2022/1～

※2
信用銘柄：成買が35％以上　→　参加
貸借銘柄：成買が20％以上　→　参加

朝の板と分売結果のまとめ

信用/貸借ごとの騰落率

信用銘柄
35％未満：35回　1円以上＋となったもの14回　
                平均騰落率 －0.17%

35％以上：12回　1円以上＋となったもの12回　
                平均騰落率 ＋4.07％

貸借銘柄
20％未満：4回　1円以上＋となったもの3回　
                平均騰落率 ＋2.54％　

20％以上：17回　1円以上＋となったもの8回　
                平均騰落率 ＋3.66％

直前評価による騰落率

直前評価　A　：　7件　平均騰落率＋5.67％

直前評価　B　：　17件　平均騰落率＋3.75％

直前評価　C　：　13件　平均騰落率＋1.62％

直前評価　D　：　31件　平均騰落率－0.30％

分売結果まとめ

2022年12月4日更新分まで
※地方証券取引所、一部立会外トレード除く