J-REITは、不動産の賃料を分配金として受け取る投資商品です。
実物不動産より少ない金額で始めやすく、証券取引所で売買できます。一方で価格も分配金も下がる可能性があります。金利・稼働率・借入金の3つは必ず確認します。
超かんたん説明
大勢の投資家がお金を出し合い、J-REITが複数の不動産を買います。そこから入る賃料から費用を引き、残った利益の多くを投資家へ分けます。
投資家がお金を出す
証券会社から投資口を買う
J-REITが不動産を持つ
オフィス・住宅・物流施設など
テナントが賃料を払う
主な収入源になる
投資家へ分配
費用を引いた利益から支払う
もう少し詳しく
株のように売買できる不動産商品
日本の証券取引所に上場する不動産投資信託です。証券コードがあり、株と同じように指値や成行で売買できます。
物件の種類で景気への強さが違う
オフィス、住宅、商業施設、ホテル、物流施設、病院などがあります。ホテルは観光需要、オフィスは賃料と空室率、物流施設は長期契約など、見るポイントが変わります。
分配金利回りだけでは決めない
年間の予想分配金を現在の投資口価格で割った数字です。価格が急落すると見かけの利回りが高くなるため、高利回りは不安の表れである場合もあります。
金利が上がると負担が増えやすい
J-REITは物件購入に借入金を使います。金利が上がると利払いが増え、分配金を押し下げる可能性があります。固定金利の割合や返済時期も確認材料です。
メリット・デメリット
メリット
物件を丸ごと買わず、1口単位で投資できます。
1つのJ-REITが多数の物件を持つため、1室だけの空室より影響を分けやすくなります。
賃料収入を主な原資として、年2回など定期的に分配する銘柄が多くあります。
デメリット
上場商品なので、景気や金利、需給で投資口価格が動きます。
空室増加、賃料低下、修繕費や利払いの増加で減配する場合があります。
地震や火災、特定地域の不動産市況悪化が資産価値へ影響します。
向いている人
値上がり益だけでなく定期収入にも関心がある人
不動産へ投資したいが物件管理はしたくない人
金利や空室率を定期的に確認できる人
株式とは違う収益源を組み合わせたい人
すべて当てはまる必要はありません。今使うお金と投資するお金を分けられることが最優先です。
よくある失敗
利回りが一番高い銘柄を買う
こう直す分配金が減る予想や価格急落の理由を先に確認します。
保有物件を見ない
こう直す用途、地域、主要テナント、稼働率を確認します。
借金と金利を見ない
こう直す有利子負債、LTV、固定金利比率、返済期限を確認します。
分配金だけで得したと思う
こう直す受け取った分配金と価格の増減を合計して考えます。
具体例:10万円・分配金利回り4%の例
税金や手数料を考えない、架空のJ-REITの例です。
4,000円の分配金を受け取っても、価格が1万円下がれば合計では6,000円のマイナスです。
まとめ
ハータ- 1
J-REITは不動産の賃料収入へ投資する商品
- 2
株と同じように証券取引所で売買できる
- 3
分配金も投資口価格も変動する
- 4
金利・稼働率・借入金を確認する
- 5
高利回りだけで選ばない
出典・確認先
制度や条件は変更される場合があります。利用前に公式サイトと証券会社の最新情報を確認してください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定商品の売買を勧めるものではありません。
