最初の疑問から整理しよう

来週は大きな予定が多いですね。どの日から確認すればよいでしょうか。

29日の2社上場、30日のFOMCと米GDP、31日の日銀会合だ。重要度と時刻を分けて並べよう。
30秒まとめ
7月29日はアイ・グリッドとビーエイブルが同日上場。公開価格ベースの吸収額は合計約121.5億円です。
FOMC結果は日本時間30日3時。日銀は31日に声明・展望レポートを公表予定です。
29日にコマツ、アドバンテスト、日立。31日にキオクシアの第1四半期決算が予定されています。
数字はここだけ
7月27日から8月2日までを日付順に確認
重要度は「★★★=相場全体や需給を動かしやすい」「★★=関連業種への影響を確認したい」「★=予定として押さえる」の3段階です。時刻は日本時間で記載し、未定のものは推測していません。
7月27日(月)★★:東京市場が再開。8時50分に日銀の企業向けサービス価格指数(6月)が公表されます。ビーエイブル(604A)の募集・売出しの申込期間もこの日までです。証券会社ごとの受付時刻は異なるため、申込者は取扱会社で確認が必要です。
7月28日(火)★★:米国でFOMCが始まります。日本では14時に日銀の「消費者物価のコア指標」が公表予定です。会合結果前の持ち高調整で、金利・為替に敏感な業種が動く可能性があります。
7月29日(水)★★★:アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)とビーエイブル(604A)が同日上場します。8時50分に日銀の貸出約定平均金利(6月)、14時30分にコマツ、15時30分にアドバンテスト、日立も第1四半期決算を予定しています。
7月30日(木)★★★:3時にFOMC声明、21時30分に米国の4~6月期GDP速報値と6月の個人所得・個人消費支出が公表予定です。日銀会合もこの日から始まります。
7月31日(金)★★★:日銀が金融政策決定会合の結果と展望レポートを公表し、15時30分から総裁会見を予定しています。キオクシアホールディングス(285A)は15時30分に第1四半期決算を発表予定です。
8月1日(土)~2日(日)★:東京市場は休場です。この版では公式資料で確認できた主要イベントだけを掲載し、PO、立会外分売、株主優待など未確認の予定を推測で補っていません。
★★★
7月29日の2社上場、30日のFOMC・米GDP、31日の日銀会合。
★★
7月27~29日の日銀統計と、重要イベント前の持ち高調整。
★
週末の休場。翌週に向けて決算内容と政策結果を整理します。
7月27日。市場再開で最初に見るのは金曜安値
7月25日は土曜日のため、東京証券取引所の現物株は休場です。次の取引日は7月27日(月)。本日の株天気は「休場」で、月曜の中心予報は「くもり」とします。
7月24日の日経平均は64,611.15円で、前日比1,811.45円安、2.73%下落しました。日中安値は64,201.03円です。下げの86.8%を技術株が占めたため、月曜は64,200~64,300円を守れるかと、半導体株の売りが市場全体へ広がるかを最初に確認します。
週末の海外市場や商品価格は月曜朝まで変化する可能性があります。今朝の段階では、確認できた公式予定と金曜の確定値からシナリオを組み立てます。
FOMCの翌日に日銀。金利と為替が続けて動く
米連邦準備制度理事会は7月28~29日にFOMCを開き、声明を米東部時間29日14時に公表します。日本時間では30日3時です。前回6月会合では、政策金利の誘導目標を3.50~3.75%に据え置きました。
日本銀行は7月30~31日に金融政策決定会合を開き、31日に声明と展望レポートを公表します。現在の金融市場調節方針は、無担保コール翌日物金利を1.0%程度に促す内容です。
二つの中銀イベントが近いため、銀行、保険、不動産、輸出、内需などは金利と為替の方向で評価が分かれやすくなります。結果を決めつけず、声明と会見で今後の利下げ・利上げの条件がどう示されるかを確認します。
7月30日3時
FOMC声明。前回の米政策金利は3.50~3.75%です。
7月31日・時刻未定
日銀の政策声明と展望レポート。経済・物価見通しも確認します。
影響を受けやすい分野
銀行・保険・不動産・輸出株。金利と為替を分けて読みます。
FOMC翌夜は米GDPと個人消費・物価
米商務省経済分析局は7月30日8時30分(米東部時間)、2026年4~6月期GDP速報値と6月の個人所得・個人消費支出を公表します。日本時間では同日21時30分です。
1~3月期の実質GDPは年率2.1%増でした。次の速報値で景気の強さが続くか、個人消費と物価がどちらへ向かうかが、FOMC後の金利見通しを再評価する材料になります。
FOMCで相場が動いた翌日にGDPと物価関連指標が出るため、最初の反応だけで来週全体の方向を決めないことが重要です。
7月29日は2社上場。大型のアイ・グリッドを先に見る
7月29日はアイ・グリッド・ソリューションズ(603A)とビーエイブル(604A)が同日上場します。アイ・グリッドの公開価格は770円。公募268万9,000株、売出805万1,500株、オーバーアロットメント161万1,000株で、公開株は最大1,235万1,500株です。
公開価格で単純計算したアイ・グリッドの吸収額は約95.1億円です。法人向けオンサイトソーラー、蓄電池、EV充電、電力小売などGX関連の事業テーマは注目されやすい一方、東証グロースのIPOとして供給量は大きく、初値の上値を抑える可能性があります。
ビーエイブルは公開価格700円、公開株は最大376万9,100株、吸収額は約26.4億円です。2社合計では公開株1,612万600株、吸収額は約121.5億円。買い資金が同日に分かれるため、会社の話題性だけでなく初値形成時の注文と出来高を確認します。
アイ・グリッド(603A)
公開価格770円。公開株最大1,235万1,500株、吸収額約95.1億円。
ビーエイブル(604A)
公開価格700円。公開株最大376万9,100株、吸収額約26.4億円。
同日上場リスク
2社で投資家の資金が分かれます。初値だけでなく出来高と終値まで確認します。
29日は半導体・機械・日立、31日はキオクシア
7月29日はコマツ(6301)が14時30分、アドバンテスト(6857)が15時30分に第1四半期決算を発表予定です。日立製作所(6501)も同日に第1四半期決算を予定しています。建設機械、半導体テスター、デジタル・電力など異なる分野の景況感を同じ日に確認できます。
アドバンテストは金曜の技術株安後に決算を迎えます。実績だけでなく、AI向けテスター需要と会社見通しが高い期待に届くかが重要です。コマツは地域別需要と為替、日立は事業別利益と通期見通しの変化を確認します。
7月31日15時30分にはキオクシアホールディングス(285A)が第1四半期決算を発表予定です。NAND型フラッシュメモリーの需給、価格、AI向け需要と会社見通しを分けて読みます。決算前に上昇していれば、好材料でも利益確定売りが出る可能性があります。
7月29日14時30分
コマツ(6301)第1四半期決算。
7月29日15時30分
アドバンテスト(6857)第1四半期決算。日立(6501)も同日予定。
7月31日15時30分
キオクシアHD(285A)第1四半期決算。

来週は7月29日の2社同日上場、30日のFOMCと米GDP、31日の日銀会合が中心です。主要決算も同じ週に重なります。月曜の値動きだけで一週間の方向を決めず、IPO需給、半導体決算、米金利、為替、日銀の順に事実を確認します。
出典・確認先
- 日経平均プロフィル:日次サマリー(2026年7月24日)
- Federal Reserve:2026年7月の公式日程
- Federal Reserve:2026年6月17日のFOMC声明
- 米商務省経済分析局:2026年公表予定
- 日本銀行:公表予定・次回金融政策決定会合
- 日本取引所グループ:2026年の新規上場会社情報
- 野村證券:アイ・グリッド・ソリューションズ募集・売出し概要
- 野村證券:ビーエイブル募集・売出し概要
- アドバンテスト:IRカレンダー
- コマツ:IRカレンダー
- 日立製作所:株主・投資家向け情報
- キオクシアホールディングス:IRニュース
数値は出典に記載した基準日・公表資料に基づきます。翌営業日の予報は記事日時点で確認できた材料による条件付きの見通しで、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。