今夜の要点
三菱化工機と月島ホールディングスは2027年4月の経営統合を発表しました。スルガ銀行の上方修正・増配と、ウェッジHDの上場廃止決定も確認します。
引け後に出た気になる株
三菱化工機・月島ホールディングス(6331・6332)
両社は2027年4月1日の経営統合に向けて契約を締結しました。月島HD1株に三菱化工機0.88株を割り当て、三菱化工機は「三菱月島化工機ホールディングス」へ商号を変える予定です。
月島HDは2027年3月29日が最終売買、30日が上場廃止の予定で、株主は統合時に三菱化工機株を受け取ります。月島HDは10月5日から最大100万株・30億円の自社株買いも始めます。
まずは両社の株価に0.88の交換比率がどう織り込まれるかを確認します。次の節目は12月4日予定の両社の臨時株主総会と、自社株買いの取得実績です。
スルガ銀行(8358)
2027年3月期の連結純利益予想を320億円から440億円へ引き上げ、年間配当予想を60円から80円へ増額しました。中間・期末はともに1株40円の予定です。
純利益予想は37.5%の上方修正で、100株なら年間配当は税引き前2,000円増えます。ローン収益や金利効果に加え、担保評価方法の変更に伴う56億円の貸倒引当金戻入益も押し上げ要因です。
中間決算では、コア業務粗利益の伸びと、一過性の戻入益を分けて見ます。年間80円配当を支える下期利益が会社計画どおり進むかも焦点です。
ウェッジホールディングス(2388)
東京証券取引所は、時価総額基準を満たさなかったとして上場廃止を決定しました。整理銘柄の指定期間は9月30日から2027年3月31日までで、上場廃止日は2027年4月1日です。
TOBのように決まった価格で株式を買い取る案件ではなく、上場市場で売買できる期限が定まった材料です。会社は上場廃止後の株式の取扱いを後日知らせるとしています。
整理銘柄指定後の価格形成と流動性に加え、会社が示す上場廃止後の株式の取扱いを確認します。期限まで期間はありますが、売買環境は変わり得ます。