01|TONIGHT'S FOCUS

今夜の要点

結論

テルモが主要取引先との供給契約解除に伴う損失と業績予想の下方修正を発表しました。ファーストリテイリングの最高益・増配と、小野薬品のIgG分解薬に関する独占契約も確認します。

02|AFTER CLOSE

引け後に出た気になる株

01

テルモ(4543)

発表

CSL Plasmaとの供給契約を移行期間後に合意解除し、6.1億米ドル(約975億円)の損失を見込みます。通期営業利益予想は2,575億円から1,600億円、純利益予想は1,931億円から1,200億円へ引き下げました。

なぜ重要か

損失のうち約720億円は現金支出を伴わない減損ですが、残る約255億円には移行期間中の事業損失や再編費用が含まれます。一方、調整後営業利益予想は2,745億円で据え置かれており、会計上の損失と基礎収益を分けて見る材料です。

次に確認すること

移行期間と供給終了の時期は今回の資料で明示されていません。次の決算では、約975億円の見積もりが追加費用で変わらないか、契約終了後も調整後利益の計画を維持できるかを確認します。

02

ファーストリテイリング(9983)

発表

2026年8月期は売上収益3兆9,633億円、営業利益7,431億円(前期比31.7%増)で、ともに過去最高となりました。2027年8月期は売上収益4兆4,500億円、営業利益8,300億円を見込み、年間配当予想を850円から900円へ増やします。

なぜ重要か

海外ユニクロは全地域で2桁の増収増益となり、欧米の売上規模がグレーターチャイナなどを初めて上回りました。ただし来期の純利益予想は3.2%増で、売上収益12.3%増、営業利益11.7%増より伸びが緩やかです。

次に確認すること

次の四半期では、欧米の高成長が続くか、中国大陸の構造改革が利益率改善につながるかを確認します。年間900円の配当計画とあわせ、円安が仕入れ原価へ与える影響も焦点です。

03

小野薬品工業(4528)

発表

Biohavenから、BHV-1300などIgG分解薬3品を日本・韓国・台湾・ASEANで独占開発・販売する権利を取得しました。BHV-1300はバセドウ病の第3相試験中で、契約一時金0.8億米ドル、開発マイルストン0.2億米ドル、売上高に対して約20%のロイヤルティを支払います。

なぜ重要か

免疫・炎症領域に開発後期の候補を加える契約です。今期業績への影響は軽微ですが、承認後も約20%のロイヤルティ負担があるため、売上規模と採算は臨床結果や販売条件で変わります。

次に確認すること

BHV-1300の第3相試験結果と、対象地域での臨床試験・承認申請の日程を確認します。現時点では承認や販売開始が決まったわけではなく、今期業績への影響と将来の事業価値は分けて見ます。

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