今夜の要点
USMHが通期営業利益予想を100億円から10億円へ引き下げ、最終損益は80億円の赤字を見込みました。クラスターテクノロジーとエプソンの資本業務提携、FUJIMIの上方修正・増配も確認します。
引け後に出た気になる株
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)
2027年2月期の営業収益予想を1兆1,332億円から1兆968億円、営業利益を100億円から10億円へ引き下げました。純利益は1億5,000万円の黒字予想から80億円の赤字予想へ変わります。
子会社カスミのモデル店舗で売上が伸び悩み、統合対応費用も利益を圧迫しました。下期には減損・閉店損失など約55億円の構造改革費用を織り込み、利益計画が大きく変わっています。
次の決算では、カスミの既存店改装とモデル店舗の品ぞろえ見直しが売上改善につながるかを確認します。人員配置や教育の見直しで、構造改革費用を除く収益力がどこまで戻るかも焦点です。
クラスターテクノロジー(4240)
セイコーエプソンとの資本業務提携を結び、996,677株を1株301円で第三者割当します。払込予定日は10月27日で、エプソンは割当後14.91%を保有する筆頭株主となる見込みです。
約3億円を調達し、生産能力の強化、エプソン貸与装置を置く工場増築、次世代材料などの共同開発に使います。主要取引先との関係強化は具体的ですが、新株発行による持分希薄化も同時に生じます。
10月27日の払込と提携開始、設備増強後の供給数量を確認します。今期業績への影響額は未定のため、追加開示で増産効果がどの時期から表れるかが重要です。
FUJIMI(5384)
2027年3月期の売上高予想を748億円から825億円、営業利益を145億円から172億5,000万円、純利益を104億円から126億円へ引き上げました。年間配当予想も77円から92円へ増やします。
CMP製品とシリコンウェハー向け製品の販売増が上方修正の理由です。通期営業利益は前回予想比19.0%増となり、増配まで反映された点で半導体材料需要の強さが数字に表れました。
中間決算では、上期の販売増が一時的でなく下期へ続くかを確認します。825億円の売上計画と年間92円の配当計画を支える受注・製品構成が焦点です。