今夜の要点
QPSホールディングスは通期営業利益予想を3億円から20億円へ引き上げました。キャンバスの新株予約権と、ノダの最終赤字予想への修正も確認します。
引け後に出た気になる株
QPSホールディングス(464A)
2027年5月期の売上高予想100億円は据え置き、営業利益を3億円から20億円へ上方修正しました。第1四半期は売上高18.95億円、営業利益5.94億円です。
営業利益の17億円上振れのうち、約12億円は補助金対象の試験研究費が今期に計上されない影響です。売上成長ではなく、費用の発生時期と衛星減価償却費などの減少が修正の中心です。
次の四半期決算では、売上高100億円計画に対する進捗と営業利益20億円を支える費用減が続くかを確認します。今期に計上されない約12億円の試験研究費が翌期以降へどう移るかも重要です。
キャンバス(4575)
SBI証券を割当先とする3種類の新株予約権を発行し、最大480万株、想定潜在希薄化率24.35%、差引手取概算額約41.76億円を見込みます。資金は抗がん剤候補CBP501の欧州第3相試験などに充てます。
第22回は行使価額が直前終値の92%へ修正され、下限は389円です。第23・24回も取締役会決議で修正型へ変更できるため、調達の進行と既存株主への実際の希薄化を分けて見る必要があります。
割当日は10月30日、行使期間は11月2日から2028年11月2日です。各回の行使状況、残存数、実際の調達額と希薄化、欧州第3相試験の開始承認後の資金需要を確認します。
ノダ(7879)
2026年11月期の売上高予想650億円は据え置く一方、経常利益を5億円から1億円の赤字、純利益を2億円から1億円の赤字へ下方修正しました。
住宅需要の低迷下で価格改定は売上を支えましたが、原材料高などが利益を圧迫しました。修正予想には期末に発生する可能性がある減損損失も織り込まれています。
11月30日の期末までに減損損失が実際に発生するかと、値上げ効果がコスト増をどこまで吸収できるかを確認します。売上据え置きでも利益が赤字へ転じた点が焦点です。