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DEEP GUIDE 03

入門の次に読む・詳説版

iDeCoとは?
節税と老後資金の仕組み

掛金・運用・受け取りの3段階で税制優遇がある私的年金です。大きな利点と、原則60歳まで引き出せない制約をセットで理解します。

2026.07.19更新約12分制度・仕組み編
STEP UP GUIDEノルーニャのデフォルメイラスト
ノルーニャ

税金だけで決めず、60歳まで使わないお金かを先に考えるんですよねぇ。

3 POINTS

最初に要点

  1. 1

    自分で掛金を出し商品を選んで老後資金を作る私的年金

  2. 2

    掛金の所得控除・運用益非課税・受取時の控除がある

  3. 3

    原則60歳まで引き出せず、手数料と受取時の税金も確認する

AT A GLANCE

仕組みを一枚で

01

掛金を出す

月5,000円以上が基本

02

商品を選ぶ

投資信託・定期預金など

03

長く運用する

配分変更や商品入替も可能

04

60歳以降に受取

年金・一時金などから選ぶ

01|DETAIL

自分で作る上乗せの年金

iDeCoは国民年金や厚生年金に追加する私的年金です。将来額は掛金の合計と運用結果で決まり、国や会社が運用結果を保証する制度ではありません。

加入できる人

基本的に20歳以上65歳未満の公的年金被保険者。勤務先制度などで条件が変わります。

掛金

月5,000円以上1,000円単位。上限は働き方や企業年金の有無で異なります。

運用商品

投資信託などの元本変動型と定期預金などの元本確保型があります。

02|DETAIL

税制優遇は3つの時点にある

掛金を出す時、運用する時、受け取る時に税制上の利点があります。ただし受取時まで完全非課税とは限りません。

掛金が全額所得控除

税金を計算する所得から掛金を差し引きます。軽減額は所得と税率で変わります。

運用益を非課税で再投資

通常かかる運用益への税金を差し引かず再投資できます。

受取時にも控除

一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除。ただし他の退職金・年金との関係で税額が変わります。

03|DETAIL

原則60歳まで引き出せない

住宅購入や失業などの事情があっても原則中途解約できません。60歳から受け取るには通算加入者等期間10年以上が必要で、短い場合は受取開始が遅くなります。

受取方法

一時金、年金、金融機関によっては併用。退職金との関係も見積もります。

制度の手数料

加入時、掛金納付時、資産管理、受取時などに費用がかかります。

商品の手数料

投資信託なら信託報酬が差し引かれます。元本確保型でも制度手数料はかかります。

COMPARE

NISAとの使い分け

NISAiDeCo
主な目的幅広い資産形成老後資金
途中引出いつでも可能原則60歳まで不可
所得控除なし掛金全額が対象
主な費用商品・売買費用制度手数料+商品費用
CHECK

よくある誤解

1

節税額=掛金の全額

軽減額は掛金×自分の税率が目安です。

2

必要になれば解約できる

原則60歳まで引き出せません。

3

受け取りは全部非課税

控除はありますが受取方法などで課税される場合があります。

NUMBERS

数字で確認:月2万円を拠出したときの所得控除

所得税10%、住民税10%と仮定した目安です。

年間の掛金2万円×12か月=24万円

仮の税率所得税10%+住民税10%=20%

年間の軽減目安24万円×20%=4万8,000円

出典・制度の確認先

制度や条件は変わる場合があります。利用前に公的機関と金融機関の最新情報を確認してください。