MARKET DATE2026年7月24日(金)夜
雷雨のち曇り
CHARACTER TALK

最初の疑問から整理しよう

ユキミア

1,811円安です? 日本株全体が崩れたのでしょうか。

しろまる

下げの約87%は技術株だ。指数の雷雨と、市場全体の天気を分けて見よう。

30 SEC

30秒まとめ

今日の株天気

雷雨のち曇り。日経平均は1,811.45円安でしたが、終値は安値から約410円戻しました。

下落の正体

技術株による日経平均の押し下げは1,572.18円。全下落額の86.8%を占めました。

次の焦点

64,200~64,300円を守れるか。半導体株の売りが内需株へ広がるかを確認します。

NUMBERS

数字はここだけ

日経平均64,611.15円−1,811.45円(−2.73%)
TOPIX4,011.31−42.57(−1.05%)
プライム売買代金8兆4,378億円売買高 19億2,293万株
01|MARKET RESULT

雷雨のち曇り。安値からは約410円戻す

7月24日の株天気は「雷雨のち曇り」でした。日経平均は64,611.15円。前日比1,811.45円安、率にして2.73%下落しました。TOPIXは4,011.31で、42.57ポイント安、1.05%安です。

日経平均は65,584円で始まり、寄り付き直後の65,720円が一日の高値でした。その後はほぼ一方向に下落し、13時03分には64,201.03円まで下げています。ただし終値では安値から約410円戻しました。朝から激しい雷雨となったものの、大引けにかけて雨脚はやや弱まった形です。

東証プライムの売買代金は8兆4,378億円、売買高は19億2,293万株。ドル/円は17時時点で163.76~163.78円でした。

1

日経平均

64,611.15円。前日比−1,811.45円(−2.73%)。

2

TOPIX

4,011.31。前日比−42.57(−1.05%)。

3

日中安値

64,201.03円。終値は安値から約410円戻しました。

02|WHY IT FELL

1,811円安の約87%は技術株

日経平均公式の日次サマリーによると、技術株による指数の押し下げは1,572.18円でした。日経平均全体の下落額に対して86.8%を占めます。一方、TOPIXの下落率は1.05%にとどまりました。

最大の原因は米国から始まったAI関連株への警戒です。米国市場でハイテク株が下落し、AI投資に必要な巨額の支出が改めて意識されました。東京市場でもアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなど指数への影響が大きい銘柄が売られました。

韓国市場の半導体株安を受けてキオクシアも連れ安。長期金利の上昇も、高い成長期待を織り込んだ銘柄には逆風です。アドバンテストと東京エレクトロンの2社だけで日経平均の指数ウェートの約20.6%を占めるため、今回は「日本企業全体の業績悪化」より、AI・半導体株への集中投資が逆回転した一日と見る方が実態に近いでしょう。

03|FOCUS STOCKS

ディスコとキオクシア急落。フェローテックは踏みとどまる

ディスコは60,890円で終了し、8,520円安、12.27%下落しました。会社は上期営業利益を前年同期比33.0%増の1,049億円と予想しています。業績が悪いというより、好業績が株価へ相当程度織り込まれていたと考えられます。「増益なら上がる」とは限らない現在のAI相場を象徴する値動きです。

キオクシアは56,010円で終了。5,870円安、9.49%下落しました。出来高は4,238万株、売買代金は約2,439億円です。海外半導体株安と短期上昇の反動が重なり、大きな資金がぶつかりました。次の決算発表は7月31日の予定です。

フェローテックは8,920円で終了し、20円安、0.22%の下落にとどまりました。日中は9,280円まで上昇する一方、8,580円まで売られ、高低差は700円。7月22日に営業利益予想を380億円から600億円へ57.9%引き上げた材料を評価する買いと、利益確定売りが激しくぶつかっています。

1

ディスコ

60,890円、−12.27%。好業績でも期待を超えられず急落。

2

キオクシア

56,010円、−9.49%。出来高4,238万株で大商い。

3

フェローテック

8,920円、−0.22%。半導体全面安でも前日終値付近を維持。

04|SECTOR ROTATION

上昇銘柄は632。全面安ではなかった

東証プライムでは877銘柄が下落しましたが、632銘柄は上昇しました。日経平均が1,800円以上下がった日でも、上昇銘柄は全体の約4割あります。

中外製薬や第一三共などの医薬品株、KDDI、セコムが上昇。中東情勢を受けて海運株やエネルギー関連にも買いが入りました。指数だけを見ると全面安に感じますが、実際には半導体株から内需・ディフェンシブ株へ資金が移動した側面もあります。

05|AFTER HOURS

信越化学と中外製薬。好決算後のPTSは小幅安

信越化学の第1四半期は売上高6,624億円、営業利益1,738億円。前年同期比でそれぞれ5.4%、4.2%増加しました。通期は売上高2兆7,000億円、営業利益7,000億円を見込み、年間配当は前期より10円多い116円です。一方、21時57分時点のPTSは6,666円。東証終値を0.54%下回りました。電子材料の伸びと塩化ビニル事業の弱さを、市場がどう評価するかが月曜の焦点です。

中外製薬の上期Core営業利益は3,291億円で、前年同期比21.0%増。ヘムライブラなどの輸出に加え、ロイヤルティ収入や一時金収入が伸びました。ただし通期予想は据え置かれ、Core営業利益の進捗率は49.1%です。株価は日中に2.83%上昇しましたが、21時34分時点のPTSは7,284円と東証終値を1.78%下回りました。

PTSは取引量が少ない場合があります。翌営業日の初値を保証するものではなく、決算に対する最初の反応として確認します。

06|JULY 27 SCENARIOS

64,200~64,300円を守れるか

中心シナリオは「くもり」。64,300円前後で下げ止まり、65,000円回復を試す展開です。7月24日の安値が64,201円、75日移動平均が64,300円台にあります。

強気シナリオは「くもりのち晴れ」。米ハイテク株が反発し、半導体株に買い戻しが入る展開です。日経平均が65,000円を回復できるかを確認します。

弱気シナリオは「雨、ところにより雷雨」。64,200円を割り、TOPIXも4,000を明確に下回る展開です。AI・半導体株だけでなく、内需株まで売りが広がる場合は注意が必要です。

1

中心|くもり

64,300円前後で下げ止まり、65,000円回復を試す。

2

強気|くもりのち晴れ

米ハイテク株が反発し、半導体株に買い戻し。

3

弱気|雨、ところにより雷雨

64,200円を割り、TOPIXも4,000を明確に下回る。

ユキミアのまとめ
ユキミアの「今日の結論」

7月24日は日経平均が1,811円下がりました。しかし下落額の約87%は技術株によるものです。日本株全体の崩壊というより、AI・半導体株に集中していた資金の巻き戻しでした。月曜は半導体株の売りが止まるか、日経平均が65,000円を回復できるか、TOPIXが4,000を維持できるか、売りが内需株まで広がるかを確認します。

NEXT MARKET WEATHER7月27日(月)

くもり

64,200~64,300円が最初の分岐点

安値と75日移動平均が重なる水準を守れば、半導体株の自律反発で65,000円回復を試す余地があります。

翌営業日の予報を案内するユキミア
ユキミア
注意点を確認するしろまる
しろまる
期待材料

米ハイテク株の反発、半導体株の買い戻し、日経平均65,000円回復。

注意材料

64,200円割れ、TOPIX4,000割れ、内需・ディフェンシブ株への売り拡大。

予報が変わる条件

技術株だけの雨なら回復余地があります。売りが市場全体へ広がれば雷雨を継続します。

次に確認する3点
  • 半導体株の売りが止まるか
  • 日経平均が65,000円を回復できるか
  • TOPIXが4,000を維持できるか
  • 売りが内需株まで広がるか
  • 信越化学と中外製薬の決算評価

この予報は記事日の公開情報をもとにした条件付きの見通しです。値上がり・値下がりや利益を保証するものではありません。

出典・確認先

数値は出典に記載した基準日・公表資料に基づきます。翌営業日の予報は記事日時点で確認できた材料による条件付きの見通しで、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。