今朝の結論
昨夜19時30分以降、円は対ドルで約0.8%上昇し、米国株は3日続落後に反発しました。一方でブレント原油は95.63ドルへ上昇しており、今日は円高に弱い輸出関連と、それ以外の業種の広がりを分けて確認します。

くもり
円高と原油高は逆風ですが、米国株は3日続落後に幅広く反発しました。プラスとマイナスの材料が混在しているため、寄り前の外部環境は「くもり」とします。
昨夜19:30以降に変わったこと
円は1%近く上昇
円は対ドルで前日比約0.8%上昇し、158.92円付近まで買われました。日銀の高田審議委員は9月2日の講演で、海外情勢を見ながら機動的に利上げを進める必要があるとの見解を示しています。
円高は自動車、機械など海外売上比率の高い企業の円換算利益に逆風となり得ます。一方、輸入コストの低下は内需企業の支えですが、原油高がその効果を弱めます。
輸出関連の下げが限定され、内需や金融へ買いが広がれば、円高の影響は業種選別にとどまります。幅広い業種へ売りが波及する場合は朝の見方を弱めます。
米国株は3日続落後に反発
S&P500は0.46%上昇し、小型株のラッセル2000は1.1%上昇しました。米国市場では値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回りました。
米国株の反発が大型ハイテクだけに偏らなかった点は、日本株の景気敏感株や内需株にも一定の支えです。ただし円高と原油高を打ち消せるかは、東京市場の広がりで確認が必要です。
寄り後30分に東証プライムの値上がり銘柄が増えるなら「くもり」を維持します。指数だけが上がり、値下がり銘柄が増える場合は反発の支えを弱く見ます。
原油は95ドル台へ続伸
ブレント原油先物は1.0%高の95.63ドルで終えました。前朝の94.65ドルからさらに上昇しています。
資源・エネルギー関連には追い風となり得ますが、運輸、素材、消費関連にはコスト増の逆風が残ります。円高による輸入負担の軽減と、原油高の負担がせめぎ合う構図です。
資源関連だけが上がり、コスト増の影響を受けやすい業種が下げ続ける場合は警戒を残します。業種をまたいで買いが広がれば、原油高への警戒を一段弱めます。
今日見るところ
- 9時00分~9時30分:自動車・機械など輸出関連の下げが限定され、内需や金融へ買いが広がるか。
- 前場:東証プライムの値上がり銘柄が増えるか。指数だけの反発で値下がり銘柄が増えるなら見方を弱める。