今朝の結論
昨夜19時30分以降、円は対ドルで2%超上昇する一方、米国株は主要3指数が1%以上反発しました。ブレント原油も97.29ドルまで上昇しており、今日は輸出関連の下げが市場全体へ広がるかを確認します。

くもり
円高と原油高は逆風ですが、米国株は1%を超えて幅広く反発しました。プラスとマイナスの材料が拮抗しているため、寄り前の外部環境は「くもり」とします。
昨夜19:30以降に変わったこと
円は155円台へ急伸
円は対ドルで2.08%上昇し、155.47円となりました。日銀の9月会合で0.25ポイント利上げする市場の織り込みは75%まで上がりました。
急な円高は自動車や機械など海外売上比率の高い企業に逆風となり得ます。一方、輸入コストの低下は内需企業を支え、金利上昇観測は金融株の材料になります。
輸出関連の下げが限定され、内需や金融へ買いが広がれば、円高の影響は業種選別にとどまります。幅広い業種へ売りが波及する場合は見方を弱めます。
米国株は幅広く反発
S&P500は1.06%高、NASDAQ総合は1.40%高でした。FRBのウォラー理事の発言後に9月利上げ観測が後退し、米国市場では値上がり銘柄が優勢でした。
大型株だけでなく市場全体へ買いが広がったことは日本株の支えです。ただし米ISM非製造業の価格指数は72.6と高く、金利への警戒が消えたわけではありません。
寄り後に東証プライムの値上がり銘柄が増えれば、米国株反発の支えを重く見ます。指数だけが上がり、値下がり銘柄が増える場合は反発の持続力を慎重に見ます。
原油は97ドル台へ上昇
ブレント原油先物は1.7%高の97.29ドルとなり、4日続伸しました。中東からの供給不安を背景に6週間ぶりの高値圏です。
資源・エネルギー関連には追い風となり得ますが、運輸、素材、消費関連にはコスト増の逆風です。円高による輸入負担の軽減だけでは相殺できない可能性があります。
資源関連だけが上がり、コスト増の影響を受けやすい業種が下げ続ける場合は警戒を残します。業種をまたいで買いが広がれば、原油高への警戒を一段弱めます。
今日見るところ
- 9時00分~9時30分:輸出関連の下げが限定され、内需・金融を含む値上がり銘柄が広がるか。
- 前場:資源関連だけの上昇にとどまらず、運輸・素材・消費関連にも買いが入るか。