今朝の結論
シェアリングテクノロジー(3989)は昨夜20時、TOBへの賛同と応募推奨を正式発表しました。前夜の記事では未公表だった買付価格と日程が明らかになっています。今日は提示価格と市場価格の差、配当の変更をセットで確認したいところです。

雨
公開時点の外部環境ラベル「雨」は変更していません。今回のTOBは同社固有の材料であり、日本株全体の方向を示すものではありません。
昨夜19:30以降に変わったこと
報道段階から、価格と日程のあるTOBへ
MP-2606による買付価格は1株1,550円。期間は9月10日〜10月27日で、決済開始は11月4日です。完全子会社化を目的とし、一連の手続後は上場廃止を予定しています。
同社株を評価する具体的な価格の目安ができました。ただし、市場で売る場合とTOBに応募する場合では受取時期や手続きが異なります。買付価格との差額を、そのまま確実な利益とは考えられません。
市場価格が提示価格へ近づくか、差が残るかを確認します。大きく上回る場合も、価格引き上げが決まったわけではなく、正式な追加開示があるかを確かめたいところです。
期末配当27.50円は、TOB成立なら無配に
会社はTOB成立を条件に、9月期の期末配当予想を27.50円から0円へ変更しました。実施済みの中間配当を含む年間予想は27.50円です。
買付価格は期末配当を行わない前提で決められています。「TOB代金に加えて従来予想の期末配当も受け取れる」として利回りを計算すると、受取額を過大に見積もってしまいます。
応募を検討する保有者は、公開買付代理人のSMBC日興証券で必要な手続きと受付期限を確認する段階です。市場売却との比較では、価格だけでなく手数料や資金を受け取る時期も含めます。
今日見るところ
- 同社株の市場価格とTOB価格の差を確認する。
- 期末配当を上乗せせず、売却・応募それぞれの受取額と時期を比べる。