今夜の要点
ネクソンが1株415円の特別配当を決めました。あいちFG・三十三FGの統合取りやめと、生化学工業の米国承認申請の行方も確認します。
引け後に出た気になる株
ネクソン(3659)
1株415円の特別配当を決めました。9月30日を基準日とし、11月25日に効力が発生します。
配当総額は暫定で約3,240億円に上ります。成長投資に必要な資金を確保したうえで余剰資金を株主へ戻し、資本効率を改善する狙いです。
翌営業日は、大規模な資金還元が株価にどう織り込まれるかが焦点です。一時的な措置のため、415円を来期以降の年間配当として利回り計算に使わず、通常配当とは分けて見ます。
あいちフィナンシャルグループ(7389)
三十三フィナンシャルグループ(7322)との経営統合に向けた基本合意を解消しました。統合後の持株会社の方向性などで考え方が一致せず、9月に予定していた最終契約の締結が困難になったためです。
2027年4月を目指していた統合計画が取りやめとなり、統合による成長を見込んでいた投資家は前提を見直す必要があります。両社は、今回の合意解消による業績への影響はないとしています。
地域への貢献などでの連携は続ける方針です。次の決算説明では、統合を前提としない成長戦略と株主還元方針を確認します。
生化学工業(4548)
腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603の米国承認申請について、現状では承認できないとするFDAの通知を受け取りました。原薬製造施設の改善が完了していないことに加え、製剤の製造委託先でも不備が指摘されました。
米国での承認取得は持ち越しとなります。ただし、今回は製造面の問題であり、有効性・安全性を含む臨床試験結果への懸念や、追加の臨床試験の要求はなかったと会社は説明しています。
製造施設の改善と再申請の時期が次の焦点です。会社は早期の再申請を検討するとしていますが、2027年3月期の業績予想への影響は精査中のため、追加開示を確認します。