今夜の要点
シードのTOB価格795円は8月26日終値535円を48.60%上回り、通常の値幅制限では2営業日続けて上限まで上がっても届きません。FDKのCB発行、サスメドの販売契約終了も確認します。
引け後に出た気になる株
シード(7743)
Luxshareグループの公開買付者が、1株795円でTOBを始めます。期間は8月27日から10月13日までで、シードの取締役会は賛同と応募推奨を決議しました。成立後は上場廃止を予定しています。
TOB価格795円は8月26日終値535円を260円(48.60%)上回ります。通常の値幅制限では27日の上限は635円。次の営業日も上限まで上がって735円で、TOB価格には届きません。
持っている方、おめでとうございます。通常の値幅なら、2日間ストップ高でも735円です。TOB価格795円へどこまで近づくかを見ます。
FDK(6955)
筆頭株主のSILITECH TECHNOLOGY CORPORATIONを割当先として、総額25億円の転換社債型新株予約権付社債を発行します。払込日は9月11日、当初転換価額と下限転換価額はいずれも500円、潜在株式数は500万株です。
潜在株式数は、3月末の総議決権数から換算した株式数に対して約14.5%です。全て転換された場合、割当先の議決権割合は最大52.04%となる可能性があり、25億円の資金確保と将来の希薄化を分けて見る必要があります。
最初の確認日は9月11日の払込みです。その後は500円の転換価額に対する株価位置と、9か月後以降に500万株がどの程度転換されるかが希薄化の実態を左右します。
サスメド(4263)
不眠障害用アプリ「Medcle」を巡り、塩野義製薬から受け取るマイルストン報酬を2億円と確定し、独占販売契約の終了にも合意しました。2億円は2027年6月期第1四半期の事業収益へ計上する見込みです。
契約終了後はサスメドが単独で販売し、処方による収益を全額計上します。一方、残りのマイルストンは受け取らず、塩野義製薬との協働予定もないため、今後の販売実行力が問われます。
株価の初動より、採用医療機関1,000軒と月2,000処方の達成状況が本筋です。塩野義製薬の販売網を離れた後に、サスメド単独で採用先と処方数を増やせるかを次回開示で確認します。